業務効率化 — 2026.06.26

人手不足の北海道でAIと自動化が「ひとり分」を生む

広い雪原に立つ小さな工房の窓から、暖かな真鍮色の光がもれ、少人数でも力強く動く歯車が見えるイメージ
人を増やせなくても、今ある力の使い方は変えられる。少人数でも、しっかり回る仕組みへ。

「求人を出しても、なかなか応募が来ない」

北海道の中小企業から、いま最も多く聞く悩みのひとつです。

人口減少と都市部への流出で、採用の難しさは年々増しています。

だからこそ、発想を切り替えたい。

「人を増やす」だけでなく、今いる人の時間を増やすという考え方です。

この記事では、AIと業務自動化で“ひとり分”の余力を生み出す、現実的な始め方を整理します。

「採用できない」前提で考えてみる

採用は、これからも簡単にはなりません。

それを嘆いても始まらないので、いったん「増員は難しい」と割り切ってみます。

すると、見るべき場所が変わります。

今いるスタッフが、本当はやらなくていい作業に、どれだけ時間を取られているか

ここを削れれば実質的に人を増やしたのと同じ効果が生まれます。

“ひとり分”は、雑務の積み重ねから生まれる

「ひとり分の余力」と聞くと大げさに感じますが、その正体は小さな雑務の集まりです。

  • 毎日の集計・報告書づくり
  • あちこちの表への同じ数字の入力
  • 電話やメールの一次対応
  • 「あの資料どこだっけ」と探す時間

一つひとつは数分でも、全員分・1か月分を足すと驚くほどの時間になります。

この「見えない残業」を削ることが人手不足対策の第一歩です。

AIと自動化は、どこで効くのか

削り方の主役がAIと業務自動化です。

くり返しの作業は「自動化」で

毎週決まってやる集計や転記は、仕組みに任せられます。

詳しくは毎週やっている作業から始める自動化で書いたとおり、頻度の高い作業ほど効果が大きくなります。

考える・書く作業は「AI」で

文章の下書き、要約、案内文づくりなどは、AIがたたき台を作ってくれます。

人はゼロから作るのではなく、確認して整えるだけ。これだけで時間は大きく変わります。

「あの人しかできない」は仕組みで解く

特定の人に業務が集中していると、その人が休むだけで会社が止まります。

これは属人化の解消のテーマそのもの。標準化とAIで、少人数でも回る形にできます。

浮いた時間をどこに使うか

大事なのは、余力を生んだ「その先」です。

雑務から解放された時間を本来やるべき仕事に回す。

お客様への提案、現場の改善、新しい取り組み——人にしかできないことに人の時間を使う。

効率化の目的は、人を減らすことではありません。

今いる人が、より価値のある仕事に集中できるようにすることです。

小さく始めて確かめながら

いきなり全部を変える必要はありません。

いちばん時間を奪っている作業を一つ選び、小さく試して効果を確かめる。

何から手をつけるかの見極めはAI導入は道具選びから始めないや、明日から試せる使い方はChatGPTの活用例が参考になります。

北海道の人手不足に現実的な一手を

Ridge Forge は札幌を拠点に、社内にIT担当がいない北海道の中小企業の業務改善に伴走しています。

「採用が難しい中で、今の人数でどう回すか」を現場の実態に合わせて一緒に設計します。

外部パートナーの選び方はAI・DX外注の選び方もどうぞ。

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