システム開発 / 印刷・加工業
「未着手・進行中・完了」では回らない現場を自社の言葉のボードに
印刷・加工業の事業者さまは、案件数十件を少人数で回しており、進捗をホワイトボードと頭の中で管理していました。既製の案件管理ツールも試しましたが、列が汎用的すぎて自社の“待ち”を表せず、結局Excelとの二重管理になっていました。
要点:印刷・加工業で、案件の進捗を既製ツールの汎用的な列では表せず、ホワイトボードとExcelの二重管理になっていた課題を、版下待ち・材料入荷待ち・機械空き待ちといった現場の言葉をそのまま列にした進捗ボードで解決。どの案件がどの“待ち”で止まっているかが誰の目にも分かるようになりました。
- 業種
- 印刷・加工業
- 関わり方
- 進捗管理ボードの設計・構築
- 対象業務
- 受注案件の進捗管理
課題 — Challenge
止まる理由は「進行中か否か」ではなかった
案件が止まる原因は「未着手か進行中か」ではなく、「版下の客先承認待ち」「材料の入荷待ち」「機械の空き待ち」のどこで詰まっているか、でした。だが既製ツールはこの“自社固有の待ち”を列にできず、どこがボトルネックなのかはベテランの頭の中にしかない。担当の割り振りも勘任せで、特定の人に偏りがちでした。
取り組み — Approach
汎用の列を捨て現場の言葉を列にする
汎用の列を捨て、現場が普段使う言葉である版下待ち・材料入荷待ち・機械空き待ち・完了をそのまま列にした進捗ボードを設計しました。列ごとに必要な入力項目(承認期限・入荷予定日など)を出し分け、「同じ待ち列に一定枚数たまったら警告」「担当件数の少ない人へ自動割当」といった、その会社のさばき方のルールを仕組みに組み込みます。カードを動かすと列ごとに必要項目が変わり、滞留が見える動きも、実際の画面で確認できるようにしています。
Before
- 進捗はホワイトボードと頭の中だけで管理
- 既製の案件管理ツールでは自社固有の“待ち”を表せない
- 案件管理ツールとExcelの二重管理になっていた
After
- 版下待ち・材料入荷待ち・機械空き待ちなど現場の言葉をそのまま列にしたボードで管理
- どの案件が・どの“待ち”で・なぜ止まっているかが誰の目にも分かる
- 担当の偏りをならし、進捗把握がベテラン頼みでなくチームで回る
成果 — Result
どこでなぜ止まっているかが誰の目にも
どの案件が・どの“待ち”で・なぜ止まっているかが、誰が見ても一目で分かる形になりました。ねらいは、ボトルネックを早く見つけて手を打てること、担当の偏りをならすこと、そして進捗把握がベテラン頼みでなくチームで回ること。「うちの運用そのまま」が画面になったことで、ツールに業務を合わせる負担がなくなります。
よくある質問 — FAQ
既製の案件管理ツールが自社の業務に合わず使いこなせない場合、どうすればいいですか?
汎用的な「未着手・進行中・完了」といった列を捨て、現場が実際に使う言葉(版下待ち・材料入荷待ち・機械空き待ちなど)をそのまま列にした進捗ボードを設計する方法があります。列ごとに必要な入力項目も出し分けられます。
案件がどこで止まっているか分からず、ボトルネックの発見が遅れる問題は解決できますか?
現場の言葉のまま列にしたボードにすることで、どの案件が・どの“待ち”で・なぜ止まっているかが誰の目にも分かるようになります。ホワイトボードや頭の中での管理から抜け出せます。
担当の偏りやベテラン頼みの進捗把握はどう改善できますか?
担当件数の少ない人へ自動で割り当てるルールや、同じ待ち列に一定枚数たまったときの警告など、その会社のさばき方をボードの仕組みに組み込むことで、進捗把握がベテラン頼みでなくチームで回るようになります。
汎用の列 を 現場の言葉の列 に
※ 守秘のため、業種・表現・数値の粒度を一部変更しています。